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伊藤 憲男Norio Ito

営業部 課長

入社されたきっかけを教えてください

1992年、三菱電機系列の大手企業から転職しました。当時、共立エーティーエスに転職して営業職のノウハウを得たのちに、独立して自身の会社を立ち上げようと思っていたのに、気づけばもう28年も勤めています。当社を選んだのは一から十まで全てのことが経験できる会社だったから。キャリアプランとは異なる人生を歩み、未だ当社に残っているということは、それだけの魅力のある会社なのだなと改めて実感しています。苦手意識があった営業職にやりがいを感じ、当社で働き続けている要因は、仕入れ先に恵まれている事、新たな仕入れ先も申請すればすぐに取引ができるからであり、それは共立エーティーエスのこれまで築きあげてきた信頼があるからこそだと思います。当社の今日までの歩みは先人の努力の集積です。私がそうであったように、社員一人ひとりが描いた夢を、当社での仕事を通して実現できる企業風土を継承していきたいと思います。

多くの新規取引先を開拓。その秘訣は?

当社はメイン顧客であるTDKの発展と軌(わだち)を一つにして成長を続けてきた会社ですが、私は入社当初から独立を目指していたこともあり、新規の顧客を獲得する気持ちが強く持っていました。それで自身の力を試したいと、それまでに取引のなかった富士フィルムや花王という大手メーカーへ新規で営業をかけ、獲得することができました。競合商社さんもたくさんいる中で、いかにして共立エーティーエスのカラーを出すかいろいろ策を練りましたが、最初はなかなかうまくいきませんでした。
徹底したのは結局、お客様の一番困っていることを解決する提案をすること。その際、一つの課題に対して複数の提案をして、どんな状況においてもお客様に最適な案を選んでいただくこと。TDKと同じ営業戦略です(笑)。しかしそれが当社のカラーだと思いました。そこで「レスポンスが早い」という評価をいただいてから仕入れ先も協力してくれるようになり、0から体制づくりをしていきました。
大切なのは、積極的な情報収集と他社よりも早く提案することです。お客様から課題に関する情報をいただくよりも先に、当社から情報を持って行くことです。業界の展示会にも積極的に見に行き、とにかくリサーチを重ね、花王さんだったら、こんなことに困っているのではないかという課題の抽出力を磨きます。展示会でカタログを集めて、自分なりに勉強して、提案するようにしました。ただ初めてのお客様に関しては、従来の仕入れ先だけでは網羅できない部分もあります。売るところを見つけても、モノを仕入れる会社と関係性を築き、協力していただかなければ、前には進みませんので、仕入れ先メーカーさんにもアプローチをかけました。従来からお付き合いのある他の商社と同じことをやっていては、仕入れ先も何のメリットもありませんから、これまでの実績や未来の製造プランを示すことも必要です。 私の個人的なビジョンとしては、モノづくりの企業に求められるような当社オリジナル機器を作りたいと思っています。弊社には色々な情報が集まりますから、皆さんが困っていることを解決する、「あったらいいな」を共立エーティーエスブランドとして誕生させたいですね。

ズバリ、会社が求める人材は?

積極的にいろんなことがやってみたいという好奇心がある人です。それと損得勘定だけでなく、お客様の願いをかなえた時の喜びや感動を自分の喜びと感じられる人。私のこれまでやってきた新規獲得の経験値は新人の皆さんに伝えていきますが、お客様に喜んでもらえることを仕事の魅力として感じるかどうかは本人次第です。喜んでいただいたことで、会社に利益を生むことができ、当然、本人の報酬にも反映される。自分の人脈に広がりができることも、すごく魅力だと思いますよ。

最後にメッセージをお願いします

会社の規模は大きくありませんから、いい意味で一人ひとりの仕事が濃く、やりがいや醍醐味があります。大きな会社ではできないことが共立エーティーエスでは可能なので、いろんなモノやコトが見られる思います。得意先は大手の企業が多く、優秀な人たちとコミュニケーションをとることができ、仕事を通してどんどんスキルアップができます。先方の担当者と綿密な打ち合わせを重ねて、新しい機器の導入という一大プロジェクトを動かす面白さをぜひ味わってください。